新年に向け正月用の縁起物づくり
11月に入り、早くも新年を迎える準備が進んでいます。
伊那市東春近では、正月用の縁起物づくりが行われています。
所せましと置かれた「帆掛け宝船」。この縁起物を作っているのは、東春近の田中豊文さんです。
田中さんは今76歳で、仕事を辞めた55歳の時からお世話になった人のためにと毎年、年の暮れになるとわらを編んで縁起物を作っています。
今年は、干支のウサギの切り絵を帆に貼ったものや、わらの扇などを新たに作っています。
新作について田中さんは「良いわらだけを選りすぐって、間隔を均等にする。なかなか難しい」と話していました。
田中さんはものを作ることが好きで、毎年この時期が来るのを楽しみにしているということです。
田中さんは「作る楽しみもあるが、喜んでくれる楽しみもある。そういうものを作るときは会話もしないで熱中してしまう」と話していました。
今年は、宝船70個を目標にしていて、12月25日頃までほぼ毎日作業をするということです