南箕輪村 独自の療育施設建設へ
南箕輪村は、何らかの支援を必要とする小学校入学前の子どもを受け入れる「療育施設」を新たに建設します。
これは、9日の村議会全員協議会で村が議員に示しました。
現在、村には、発達障害などで支援を必要とする子どもを受け入れる施設がなく、伊那市や箕輪町などの療育施設に受け入れてもらっています。
支援の必要な子どもは年々増える傾向にあることから、村では、今後、一層こうした施設が必要と判断し、村独自の療育施設をつくることを決めました。
新たな療育施設には、支援の程度が低い子どもが一人で通う「単独通園施設」と、子どもと母親がともに通う「母子通園施設」の2つの機能を持たせます。
村長の許可を得て、ほかの市町村からも通うことができます。
概算費用は1億6千万円で、今年度中に用地を確保する方針です。
来年度予算に盛り込み9月から建設に入ります。
開所は再来年10月を予定しています。
南箕輪村によると、村の年間の出生者数は約150人で、その2割に当たる30人程が、乳幼児健診で何らかの支援が必要と判断されているということです。