平澤豊満氏無投票で3選果たす
任期満了に伴う箕輪町長選挙が9日告示され、現職の平澤豊満さんが無投票で3選を果たしました。
3選を果たした平澤さんは「町民の皆さんの期待が大変大きい。肩がずっしりとするような思いですが、がんばってやっていきたいと思います。」と話していました。
無投票による再選については「町民の皆さんから非常に信頼をいただいているなと感じました。
1日遊説をしたが、大勢の町民の皆さんから力強い支持をいただいたということで本当に身の引き締まる思いがします。初心に帰ってがんばっていきたいと思います。」と話していました。
3期目に力をいれていくこととして、行財政改革、子育て支援、高齢者対策などをあげ「箕輪町のひとつの売りとして子育てに優しい、また高齢者に優しい町ということでがんばりたい。」と話していました。
さらにはセーフコミュニティを完成して国連の世界保健機構から安心安全な町だという認定を受けたいとしています。
また自治基本条例制定や第4次振興計画を達成していきたいとしています。
他に「箕輪町にふさわしい図書館づくりも、がんばっていきたい。」と意欲をみせていました。
平澤氏は「あまり肩を張らずにしっかりと地に足をつけて着実、堅実、そしてまたスピーディーにがんばりたい。」と3期目の抱負を話していました。
9日、平澤陣営は午前8時30分に立候補の届け出を済ませると、ジャスコ箕輪店東側の選挙事務所前で出陣式を行い、集まった支持者およそ150人を前に3期目に向けた決意を訴えました。
平澤さんは午前中、地元沢をはじめ北小河内、長岡など竜東地区を中心に遊説し、地域住民に支持を訴えました。
昼には事務所に戻って一息。午後は上古田や長田などの竜西地区を中心に回りました。
平澤さんは昭和16年生まれの69歳。
慶応義塾大学卒業後、昭和40年にセイコーエプソン株式会社に入社し取締役などを務め、平成14年に退社。
平成14年11月の町長選挙で初当選し、平成18年は無投票で2期目の再選を果たしました。
平澤さんは民間で培った経験や知識を活かし、合併議論の末、自立を選択。
財政の健全化を図りつつ、保育園などに運動遊びや英語遊びを導入し、「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」などに力を入れてきました。
平澤さんは、3期目を、これまで取り組んだ町政の集大成と位置付けています。
箕輪町の今年、4月1日現在の高齢化率は23.5%で県内の市町村では低い方から5番目です。
平澤さんは、子ども育成事業の他に、来年度から公民館活動を中核にした、高齢者の元気づくり事業にも取り組みたいとしています。
また、今年スタートしたセーフコミュニティを平成24年5月の認証取得を目指す他、ハード事業として、課題となっている新しい図書館づくりに取り組むとしています。
平澤さんの初登庁は29日で、任期は2014年11月28日となっています。