伊那市行革審議会が3事業廃止を報告
高遠四季展・結婚推進は充実・拡大
伊那市行政改革審議会は、市が検証を求めた14の事業のうち、3つの事業を廃止とする外部評価報告書を12日白鳥孝市長に手渡しました。
審議会会長の飯島尚幸市議会副議長と副会長の中村宗一郎信大農学部長が市役所を訪れ、白鳥市長に報告書を提出しました。
伊那市は、14の事業の検証を求め、各種団体の代表で組織する審議会が8月から検討してきました。
廃止と位置づけられたのは、平成4年から実施されている三峰川サマーピクニックと、伊那市産の米の販売促進のためJA上伊那に補助している平成8年からの伊那米販売促進事業、長谷の美和診療所に併設されている鍼灸治療所で行なわれている平成18年からの鍼灸施療事業の3つの事業です。
サマーピクニックは、537万円の事業で、参加者の減などが主な理由です。
伊那米販売促進事業は、243万円の事業で、十分消費が進んでいるとの判断です。
鍼灸施療事業は、662万円の事業で、利用者が少ないことが主な理由で、民間委託、民間譲渡を前提に廃止としました。
逆に充実・拡大としたのが、信州伊那高遠の四季展、結婚推進事業で、その他の8つの事業は、事業内容の見直し、松くい虫対策事業は、現状維持と判断されました。
白鳥市長は、報告結果を重視し、来年度予算に反映させたいとしています。
伊那市の外部評価評価制度は、昨年度から始まっていて、廃止とする事業が報告されたのは、今回が初めてです。