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2511/(月)

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権兵衛トンネル開通プレイベント

伊那・木曽で物産展にぎわう

権兵衛トンネル開通プレイベント

 権兵衛トンネル開通プレイベントとして、伊那市のみはらしファーム、日義村の木曽文化公園でそれぞれ物産展があった。
 伊那側は「秋は実りのみはらしまつり」も兼ね、権兵衛街道沿線の市町村から農産物、ローメン、五平もち、家具など43ブースが設置された。
 ブドウや野菜などを買い込む人の姿が目立ち、日義村の古田修子さん(77)は「伊那にはイチゴ狩りや温泉に来たことがある。これから近くなって気軽に来れる」と喜んだ。
 また、特設ステージでは、羽広の獅子舞、伊那節、長谷村のざんざ節など郷土芸能を披露。リンゴの皮むき、子どものもちつき大会などもあった。
 みはらしぶどう生産組合の林正隆さんは「観光農園なので、多くの人に遊びに来ていただけるのではないかと期待している」と話し、来場者にピオーネ、ナイアガラなどを元気に売り込んだ。
 「ごんべえ号」利用者の中には「みはらしの湯」に入った女性もおり「肌がつるつる」と楽しんでいた。
 木曽側は「木曽にある独特の食文化を知ってもらおう」と食をテーマとした“木曽路食の祭典2005”を開催。木曽の郷土料理、五平もちやそば、おやきのブースや、伝統工芸品の下駄「ネズコ」や「お六櫛」の実演販売もあった。
 例年よりも多い36ブースが並んだ今回は、地区の村々の協力もあり、催しも充実。太鼓演奏や木曽節を現代風にアレンジした「木曽ナンチャラホイ」などが披露され、訪れた人を楽しませていた。
 伊那市からも伊那市名物「ローメン」やハチの子やサナギ、イナゴなどの珍味を扱う店が出店。「普段はそばだが、ローメンも新鮮でおいしい」と話す人や、「自分でイナゴを煮付ける」と、生のイナゴを買っていく木曽側の人で、両ブースともにぎわい、一足早く食を通じた交流を深めていた。
 権兵衛トンネルは延長4・47キロ。国道361号の狭あい、冬期の通行不能の解消を目的に整備。舗装は済み、設備や機器の調整・点検などが残っている。日本の中で、標高1千メートル級の無料道路としては一番長いトンネルという。
 16日も「ごんべえ号」を運行。午前8時から、伊那インター工業団地内の臨時駐車場でバス乗車券を発券する(先着順)。物産展はみはらしファームで、午前9時縲恁゚後4時。

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