伊那ケーブルテレビジョン制作番組が入賞
「地方の時代」映像祭2010
NHKや民放、ケーブルテレビなどによる作品コンクール「地方の時代」映像祭で伊那ケーブルテレビの作品が入賞しました。
20日に大阪で表彰式が行われ、番組を制作した伊那ケーブルテレビジョン放送部の伊藤秀男部長が表彰状とトロフィーを受け取りました。
地方の時代映像祭は、市民生活に影響を与えているテレビ映像の役割を考えようと開かれたもので、今年で30回目となります。
今回新たにケーブルテレビ部門が創設され、全国から33作品が寄せられました。
入賞した作品、「上伊那の戦争遺構陸軍伊那飛行場」は、第二次世界大戦末期、伊那市上の原に建設された伊那飛行場の建設の経過についてや、利用されていた当時、終戦、現在の様子をこの飛行場に関わりのある人たちの証言をもとに構成しています。
またこの飛行場で訓練し、神風特攻隊として配属され終戦により突撃を免れた広島在住の元兵士の証言も広島ケーブルテレビの協力により紹介しています。
この作品について審査員からは、地域から忘れ去られようとしている、歴史的事実を伝える、地域メディアとしての役割を果たしているとの講評がありました。