子ども達が小惑星探査を体験
伊那市創造館で27日、星と宇宙の教室が開かれ、子ども達が小惑星探しを体験しました。
これは、創造館が伊那市と協力して行っている宇宙教育の一環で行われたもので、この日は小中学生15人が参加しました。
JAXA研究員で信州大学教授の中島厚さんが講師を務め、小惑星の探し方を説明しました。
伊那市高遠町の入笠山頂上付近にはJAXAの観測所があり、この日はそこで撮影された夜空の写真を使い、小惑星探しを体験しました。
子ども達は、中島さんの説明を受けながら小惑星探査ソフトを使って、未知の小惑星を探していました。
小惑星探査は、日本ではアマチュアしか行っておらず、アメリカでプロが小惑星探査を始めた2000年を境に日本での発見事例は少なくなっています。
中島さんは「小惑星の探査がどのように行われているか体験して、興味を持ってもらいたい」と話していました。
教室は28日にも開かれる予定で、「はやぶさ」の模型を使って講義が行われ、その様子はインターネット配信されることになっています。