宮田村不動滝で神仏習合の例祭
宮田村黒川渓谷上流の不動滝近くにまつる不動明王と金山彦大明神の例祭が17日、現地で行なわれた。神仏習合の珍しい祭りで、僧侶と神主が並んで祭事。商工会や村関係者約30人が、産業の発展を祈願した。
一行はバスに乗り、林道を走ること約30分。標高約1450メートルの不動滝に到着し、滝正面の大岩頂上まで登って祭りにのぞんだ。
仲良く肩を並べている金山彦大明神と不動明王。神主と僧侶も並んで玉ぐしを奉てんし、お経を唱えた。
時折雨もぱらつくあいにくの空模様だったが、30分ほどで厳粛なうちに終わった。
30日には、この不動滝を目指す「不動滝の水巡りウォーキング」が開かれる。村商工会などでつくる実行委員会の主催。
午前9時にふもとの黒川林道入口から出発し、往復5時間ほどかけて紅葉真っ盛りの山道を歩く。参加申し込みは26日まで。詳しくは同商工会85・2213まで。