財政健全化プログラム
来年度から5か年計画で伊那市が実施する財政健全化プログラムがまとまり30日、伊那市議会全員協議会で示されました。
財政健全化プログラムは酒井茂副市長をリーダーに職員8人のチームが9月から具体的な取り組みについて検討を行ってきました。
プログラムは、歳入確保や歳出削減など項目別に主な取り組みや実施時期、目標額が96項目にわたり示されています。
歳入の確保では5年間の目標額を1億円としていて、未収金の解消や公共施設の命名権の導入、体育施設など公共施設の使用料の見直しなどをアクションプランとしてあげています。
歳出の削減では5年間の目標を17億円としています。
主にはハード事業の見直しで、今後5年間の建設事業は優先度の高い事業を厳選して行うとしています。
保育園の統合については竜東地区を再編整備し、伊那西部保育園の在り方を検討するとしています。
小中学校給食施設についてはブロックごとに統合を進め西部地区から着手し、随時給食センターの整備を進めるとしています。
財政健全化プログラムの実施による効果額は歳入歳出合わせて5年間でおよそ18億円になる見込みです。
伊那市では計画を確実に実施することで財政運営の改善が図れるとし、来年度予算から反映させていきたいとしています。