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循環バスの車内で交通安全啓発

 高齢者の交通事故多発を受けて駒ケ根署と伊南交通安全協会は21日、駒ケ根市内の循環バス「こまちゃんバス」の車内で交通事故防止の啓発活動を行なう。路線バス車内での啓発は県下初。安協婦人部員らが乗車し、車内でチラシなどを配る。特にお年寄りの乗降が多い朝の便にあわせたもので、意識向上をじかに訴えたい考えだ。
 同署管内はお年寄りの交通事故が多く、最近も8日に宮田村で高齢者同士の重体事故(被害者はのちに死亡)が発生したばかり。
 本年度は全体の交通事故のうち約32%に高齢者が関係。県内25警察署の中で、2番目に高い。
 対策を検討していたが、より多くの高齢者に直接呼びかけようと、車内の啓発を発案。JR駒ケ根駅発午前9時と10時の2便で実施する。
 「車内ではチラシなどを一人ひとりに手渡す。できるだけ多くの人に事故防止を喚起できたら」と駒ケ根署の渋谷保人交通課長は話している。

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