ロシア軍が掲げた『白旗』を展示
創造館逸品展
日露戦争で休戦協定を結んだ際、ロシア軍が掲げたとされる、白旗が伊那市創造館で展示されています。
この白旗は明治38年、1905年に日本とロシアが休戦協定を結んだ際にロシア軍が掲げたものとされています。
サイズは縦91センチ、横59センチで生地はその光沢から絹ではないかとみられています。
白旗などを飾った展示、創造館逸品展では、この白旗に関する、写真や資料が並べられています。
休戦協定は当時の満州で結ばれ、日露双方の軍の上層部が白旗を中心に集まっている様子を写した写真も展示されています。
この時の白旗は松本市出身の軍人福島安正さんが持ち帰り、のちに日本画家の荒木十畝が入手しますが、その経緯はわかっていません。
その後、旧上伊那図書館創設の功労者、武井覚太郎が荒木からゆずり受けこれを寄贈。これまで保管されていました。
日露戦争にスポットをあてた創造館逸品展「白旗」は、伊那市創造館で27日月曜日まで開かれています。