寒天づくり
冬の寒さを利用して
諏訪地域の冬の風物詩として知られる寒天づくり。
伊那市でも、冬の寒さを利用した寒天づくりが始まっています。
伊那市東春近で寒天づくりを行っているのは、10年前に富士見町から移ってきた小笠原商店です。
寒天は原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくるものです。
現在は、冷蔵庫で凍らせた寒天を昼間は太陽にあてて、溶かし乾燥させる作業が行われています。
寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まります
太陽にあてる時は光が多くあたるよう、干した寒天の角度を変え水分を完全に抜くようにします。
小笠原商店では年間およそ、20トンの寒天を生産し羊かんの材料として、主に東京の和菓子店に出荷しています。
この天然の寒天づくりのピークは寒さが厳しきなる1月頃からで、作業は、来年4月の初めまで行われるということです。