東ティモールを訪問していた市民グループ帰国を報告
現状を伝える
11月26日から3泊5日で東南アジアの東ティモールを訪問していた市民グループ12人のうちの3人が7日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に帰国を報告しました。
7日は、団長の野々田高芳さんと矢沢親男さん、北原義克さんの3人が、白鳥市長に訪問の様子を報告しました。
メンバーは、現地で受け取った伝統の織物「タイス」を白鳥市長に手渡すと、28日の独立宣言記念式典に招かれたことや、大統領と懇談したことについて話しました。
訪問は、現地で日本大使を務める伊那市高遠町出身の北原巌男さんの呼びかけをうけ、実現したものです。
メンバーは、「独立前にインドネシア語を強制されていた親と、公用語のポルトガル語を話す子どもとで言語が異なる」「15歳から34歳までの未就労者が6割を超えている」「生活環境が日本の敗戦の時よりも悪い」などと、現状を話しました。
白鳥市長は「我々が現地の人が作った物を買うことで仕事が生まれる。イベントなどで機会を作っていきたい」と話していました。