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南箕輪村松くい虫対策計画示す

第1回森林病害虫等対策協議会

南箕輪村松くい虫対策計画示す

 南箕輪村は、松くい虫被害の対策として、今後発生した被害木を伐倒、破砕処理するほか、大芝高原のアカマツについては、引き続き薬剤を樹幹注入して対応していく計画を示しました。
 9日は、今年の夏南箕輪村で初めて松くい虫被害が確認された事を受けて、第1回森林病害虫等防除対策協議会が開かれました。
 初会合では、唐木一直村長が県の職員や森林組合、有識者など10人を委嘱しました。
 唐木村長は、「松くい虫被害が実際発生して残念な思い。大芝高原のアカマツは残したいという思いが強い。皆さんの意見を聞き、対策を進めたい」と挨拶しました。
 協議会では、正副会長が選任され、会長には、上伊那森林組合理事の山崎 清房さんが選ばれました。
 山崎さんは、「大変な問題だが、皆さんの知恵を頂いて、良い方向に導きたい」と挨拶しました。
 協議会では、南箕輪村から、来年度実施する被害対策の計画が示されました。
 それによりますと保全する対象となったのは135ヘクタールで、被害が確認された田畑や神子柴などの被害木を伐倒、破砕処理を行うほか、大芝高原で薬剤を樹幹注入します。
 また、大芝高原の11ヘクタールを被害拡大防止のため、広葉樹に樹種転換したいとの考えを示しました。
 この計画の策定により、国などから事業費の3/4以内の補助を受けられるということです。
 委員からは、「破砕処理以外の処理方法を検討したのか」
「費用はどの程度かかるのか」などの質問が出されていました。
 南箕輪村では、委員の意見を参考にして、計画を長野県に提出する予定です。

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