版による表現~信州ゆかりの作家展
明治から現代にかけて活躍し、信州にゆかりのある版画家たちの作品展が、伊那市の伊那文化会館で、18日から始まります。
会場には、信州に拠点をおき、明治時代から昭和にかけて活躍した版画家や現代作家の作品などおよそ110点が展示されています
作品展は、長野県では、近代以降、版画史に大きな影響を与えた版画家たちを多く輩出していることから、その作品を知ってもらおうと県文化振興事業団などが企画したものです。
展示作品の一つ、『漁夫』は、明治から昭和にかけて活躍した山本鼎の作品です。
それまでの版画は、描く、彫る、摺るという工程を分業でしていましたが、山本はこの作品を制作する際、すべて自分で行う技法を確立し、版画芸術に大きな影響を与たということです。
また、絵画のようなこちらの作品は、現代作家の一人、田中清光さんの東京大空襲をテーマとした作品です。
この、版による表現縲恊M州ゆかりの作家たち展は、あすから来月16日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。