エコチル調査 来年1月31日から開始
対象は8月1日以降の出産予定者
環境が子どもの成長や発達に与える影響を調査するエコチル調査は、来年1月31日からスタートすることがわかりました。
16日に伊那中央病院で開かれた説明会で、調査の先頭に立つ信州大学医学部の野見山哲生教授が明らかにしました。
エコチル調査は、子どもの健康に与える環境リスクを、都市や農漁村、寒冷地や温暖地など、全国15か所の地域で10万組の子どもとその親を対象にします。
3年間にわたり対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査します。
唯一内陸地域で調査エリアに選定された上伊那地域では、伊那中央病院と、駒ヶ根高原レディスクリニックが対象です。
協力を求めるのは、年間904組、3年間で2,712組の出産を予定している親子です。
来年1月31日からの調査対象は、8月1日以降の出産予定者です。
16日の説明会には、上伊那地域の助産師や看護士などが出席し、調査の具体的な方法について理解を深めました。
野見山教授は、「13年間のデータがまとまったあかつきには、正しい知識が全国にフィードバックされる。今世紀最大の調査で、次の世代への贈りもの」と話し、協力をよびかけていました