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権兵衛峠 新時代に関心

「米の道歩こう」例年以上の参加

権兵衛峠 新時代に関心

 「米の道・権兵衛峠を歩こう」が16日あった=写真。米どころの伊那から水田が少ない木曽へ米を運ぶため、約300年前に開かれた旧峠道を思いをはせながら歩いた。伊那市、塩尻市などでつくる実行委員会の主催で25回目。
 昨年10月の台風23号の影響で旧街道の一部が通行できず、本年度限りの特別企画として来年2月に開通予定の「権兵衛トンネル」をバスで見学。イベント申し込みにキャンセル待ち200人が出るほど盛況で、県内外から定員を超える約400人が参加した。
 伊那市西箕輪与地を出発した一行は、米俵を背負った木曽馬を先頭に、トンネルが頭上を通る「七曲」までの約3キロを歩き、バスでトンネルを通過。道に落ちているクルミの実を拾ったり、紅葉には少し早い山々を眺めながら散策を楽しんだ。
 3回目という中村定子さん(69)=伊那市東春近=は夫婦で参加。「ゆっくり山を眺めることもないのでよい体験。初めてトンネルを通行できるので、帰って孫に話をしてあげたい」と話していた。

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