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顔のついた土器・土偶を展示

伊那市創造館で企画展はじまる

顔のついた土器・土偶を展示

 顔のついた土器や土偶を集めた伊那市創造館の企画展が14日から始まりました。
 創造館の企画展、顔のついた土器・土偶縲恣齦カの祈りとその表情縲怩ヘ、上伊那地方で出土した土器や土偶を中心に120点が展示されています。
 上伊那の縄文文化に親しんでもらい、縄文時代に想いをはせ、その謎に迫ろうと、市町村や御代田町の浅間縄文ミュージアムの協力を得て、伊那市創造館が企画しました。
 顔のついた土器は、縄文時代の中期、今から5,000年から4,000年前の限られた期間に長野県の南信地域や山梨県を中心に作られました。
 会場には、顔面付釣手形土器をはじめ、顔のついた土器が数多く並べられています。
 14日は、総合学習で縄文文化の研究に取り組んでいる手良小学校の4年生が見学に訪れ、興味深そうにながめていました。
 会場には、土器のほかに土偶も並びます。
 土偶は、縄文時代を通して1万年の間に作り続けられました。
 土器と同じく土偶も壊された状態で出土する例がほとんどで、なぜ作られ、どのように使われ、なぜ壊されたのかが大きな謎となっています。
 伊那市創造館は、縄文から宇宙までを合言葉に去年5月の開館から企画展を開いていますが、考古学の分野は、今回が初めてです。
 15日は、午後1時から顔のついた縄文土器をテーマにしたシンポジウムも開かれます。
 第1線で活躍している研究者による講演や研究発表が行なわれます。
 第3回企画展「顔のついた土器・土偶縲恣齦カの祈りとその表情縲怐vは、3月27日まで入場無料で開かれています。

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