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昔ながらの下駄スケートを体験

昔ながらの下駄スケートを体験

 昭和初期まで一般的に使われていた「下駄スケート」の体験会が、22日、箕輪町上古田の町営スケート場で開かれました。
 この日は、スケート場を訪れたおよそ50人が下駄スケートを体験しました。
 下駄スケートは、刃のついた下駄をひもで結んで固定するもので、昭和30年代まで一般的に使われていました。
 スケート靴の普及とともに下駄スケートは見られなくなりましたが、箕輪町郷土博物館では、昔ながらのスケートを体験してもらおうと、所蔵されている下駄スケートを貸し出し、毎年体験会を開いています。
 体験した人たちは、なかなか足に馴染まない下駄スケートに苦戦しながら滑っていました。
 昔下駄スケートを使ったというある女性は「靴に慣れてしまい、下駄スケートの痛さに耐えられませんでした」と話していました。
 そんな中、下駄スケートを履いて華麗に滑っているのは、下古田に住む丸山平治さん71歳です。
 丸山さんは、小学校から高校を卒業するまでの12年間、下駄スケートを履いて滑っていたということです。
 履いているのは自前の下駄スケートです。
 丸山さんは「下駄スケートは、冷たさ、痛さに慣れればすぐに滑れるようになる。多くの人に体験してもらいたい」と話していました。
 箕輪町郷土博物館では、多くの人に下駄スケートを体験してもらいたいとして、無料の貸し出しを行っています。

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