伊那市消防団 練習に熱
20日に第4回スーパーファミリーコンサート
伊那市中央の伊那市民会館。
2月20日のコンサートを目前に控え、練習にも熱が入ります。
伊那市消防団音楽隊は、平成元年に結成され独自の活動を展開してきましたが、市町村合併に伴い、消防団活動や火災予防をPRする機能分団として、平成18年に伊那市消防団の一員となりました。
夏のイベントや出初式でも制服姿で息のあった音色を響かせ会場を盛り上げています。
伊藤仁伊那市消防団長は、「音楽隊の活動は、目に見えたり、数字に表れたりする活動ではないが、精神的な観点から大変重要な役割を負っていると思う」と話しています。
生命や財産や守る活動で、最も身近で頼りになる消防団。
伊那市消防団は、13分団と機能分団あわせて1,108人が入団しています。
しかし条例で定められた人数1,156人には届いていません。
消防団では、団員確保を大きな目標に掲げています。 三澤俊明副団長は、「地域で人を育て、子どもを育て、地域の災害は地域で守る。今の時代、地域の連帯が必要で、防災に関しても同じことが言える」と話しています。
今回で4回目となるコンサートは、2月20日午後2時から伊那市民会館で開かれます。
今回は、難易度の高い吹奏楽のオリジナル曲から親しみやすい歌謡曲、子どもたちも楽しめるアニメソングなど7曲を演奏するほか、春富中吹奏楽部との合同演奏も予定されています。当日は、子どもが走り回ってもOK、曲の途中の出入りも自由ということで、音楽隊では、家族でリラックスして楽しんでもらいたいと話しています。
音楽隊の吉田明弘隊長は、「私たちが地域に出向いて演奏するのが筋だが、伊那市民会館に集ってコンサートを楽しんでもらい、消防団活動を少しでも知ってもらえたら」と多くの来場を呼びかけています。
2月20日のコンサートでは、曲にあわせたキャラクターも登場するということで、聞いて、見て楽しいコンサートになりそうです。
消防音楽隊の練習場所は、23年間伊那市民会館でした。
最大収容人数は、1,740人。
市民会館への感謝の想いも込めて、本番に向け、練習にはさらに熱が入ります。