【カメラ・リポート】田楽座伊那公演 20日に
芝居仕立ては30年ぶり
伊那市富県に拠点を構える歌舞劇団田楽座の公演が、20日に伊那市の伊那文化会館で行われます。
田楽座の稽古場では、披露される演目の一つ、「傘踊り」の稽古が行われていました。
傘踊りは、鳥取県の民俗芸能を元に、田楽座が創作した作品です。
「民俗芸能だけでは表現できないものがたまってきた」
20日の公演では、全国各地の民俗芸能や、芝居じたての作品も上演されます。
芝居じたての作品が上演されるのは、30年ぶりとなります。
演出を手がける山本 朗生代表は、「表現手段として芸能そのものが魅力的で、感じてもらえるところはあると思うが、民族芸能の残る現地、各地を何年も回るなかで、芸能そのものだけでは表現しきれないものがたまってきたというか、一番、自分たちが、芸能の地元の人たちに託された部分を、もっと強く表現できる手法として、お芝居という形を今回はとって舞台を作っています。」と話しています。
祭りの2つの面を同時に楽しめる
芝居仕立てとなっている第1部では、ある村に住むお爺さんが、祭りへの思いを語り、ストーリーが進んでいきます。
山本代表は、こう話します。「日常生活と深く結びついている信仰とともにある祭りの現状、今の姿、それから昔の姿という一面と、お祭りって楽しくて多彩で、こんなすごいドキドキする文化が日本にあったんだ、あるんだ、という部分の一面の、2つの面を1つの舞台でみていただけるところが今回の舞台の魅力だとおもいます。」
田楽座の伊那公演「ふるさとこよなく」は、20日(日)午後1時縲怐A伊那市の伊那文化会館で行われます。
入場料は、前売りで大人3500円、小中学生は1500円となっています。(当日は500円増)