伊那西高校3年生対象に食事の講座
卒業を間近に控えた、高校3年生を対象に、食事の大切さを感じてもらおうと14日、伊那西高校で「おいしくヘルシー食事講座」が開かれました。
講座は、伊那保健福祉事務所職員やボランティアの管理栄養士などで作る「食育キャラバン隊」が、健康の基本となる食事の大切を知ってもらおうと、毎年開いています。
講師を務めた、伊那保健福祉事務所の職員で、管理栄養士の酒井登実代さんは、「朝昼晩と3食きちんと食べる事が大切。食の基本を理解し、あとは、冷凍保存など上手に利用し、楽しみながら食事をとってほしい」と話していました。
講義に続いて、生徒達はグループ毎に別れ、およそ30品の料理などが描かれたカードから、数種類のカードを取り一食分の献立を考えました。
生徒達は、友達と話しながら、好みの食べ物や、栄養のバランスなどを考え、カードを取っていました。
伊那西高校によると、毎年、卒業生の7割近くが、進学などにより親元を離れ、一人暮らしを始めるという事です。
ある生徒は「今までは好きな物だけ食べていた。春からは一人暮らしを始めるので、食事から健康に気をつけていきたい」と話していました。