上伊那地域積雪20センチ
公共交通機関に影響
上伊那地域では14日の夕方から15日未明にかけて降った雪のため高速バスの運休など公共交通機関に影響が出た他、スリップ事故なども相次ぎました。
上伊那地域では14日の降り始めから今日の未明にかけて、平地ではおよそ20センチの積雪が観測されました。
市街地では、朝から地域住民が雪かき作業に追われていました。
一方、子ども達は大喜びです。西箕輪南部保育園では園児達がそり滑りを楽しんだり、カマクラなどを作って遊んでいました。
雪により公共交通機関にも影響がでました。
中央自動車道は雪による交通事故のため上りの諏訪インターチェンジと伊北インターチェンジの間が14日の夜10時頃から今朝7時まで通行止めとなりました。
下りは飯田インターチェンジから中津川インターチェンジまでが15日の深夜2時頃から午後1時過ぎまで通行止めとなりました。
この影響で、中央高速バスは上下線合わせて10便が運休となりました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の循環バスは遅れがあったものの通常運行しました。
JR飯田線は、架線の凍結のため今朝、上下線3本に遅れがありましたが、午前10時頃から正常なダイヤでの運行に戻りました。
伊那警察署によりますと、14日から15日の朝までに雪によるスリップなどで15件の交通事故が発生しました。
14日午後6時半頃には伊那市高遠町の県道で車3台が絡む交通事故がありました。
14日夜、9時過ぎの伊那市高遠町の高遠城址公園です。
桜の枝に積もった雪を落とす作業が行われていました。
桜の保護にあたっている桜守と市の職員が雪深い公園内を歩きながら長さ7メートル程の竹の棒で枝をゆすったりして雪を落としていました。
長野地方気象台によりますと上伊那地域は移動性の高気圧の影響で16日まで晴れるということですが、その後は下り坂になる見込みです。