ロータリー顕彰 北原厚さん
長年にわたり法華道を整備
伊那ロータリークラブが長年にわたり地域に貢献した人などに贈るロータリー顕彰。今年は、法華道を整備した北原 厚さんに贈られました。
17日は、伊那ロータリークラブの第51回創立記念例会が開かれ、会員33人が集まりました。
例会で、毎年顕彰式が行われていて、今年で32回目になります。
式では、伊那ロータリークラブの池上 昭雄会長から、伊那市御園の北原厚さんに顕彰が贈られました。
北原さんは、鎌倉時代から使われていたとされ、廃道となっていた古い道、「法華道」を、12年間かけて復元させました。
法華道は、山梨から僧侶が、伊那谷に布教するために使った道とされていて、昭和30年代まで使われていましたが、林道が整備されたことから廃道となっていました。
道は、伊那市長谷から富士見町までの22キロで、北原さんは、高遠町芝(し)平(びら)から、入笠山までの4.5キロを、一人で整備しました。
現在は、トレッキングコースとして人気が集まり、多くの人が訪れるようになりました。
伊那ロータリークラブでは、北原さんの活動について、教育文化に大きな貢献をしたとしています。