通州区代表団が来伊
友好都市締結10周年から新たな1歩
伊那市と友好都市を結ぶ中国北京市通州区の代表団(石進賢団長、5人)が18日、市役所を訪れ、小坂市長らを表敬訪問した。
一行は、区の人民代表大会常任委員会主任、人民政府外事事務室主任、交通局長ら。昨年に締結10周年を迎え、さらに友好を深めるため来伊した。市役所に到着すると、市職員約100人が出迎えた。
小坂市長は「10周年の節目を迎え、新たな一歩を踏み出す年に来ていただいた。両市区の発展のため、友好関係が深まるように」と歓迎。
石団長も「通州区は重点都市として商工、文化、金融など充実した。08年の北京オリンピックも控えている」とし、通州区への訪問を呼びかけた。
そのあと、市理事者、部長らと懇談。市の工業概要を説明し、市側から「企業の海外進出が懸念される。工業団地の立地など積極的に誘致しているので、市への進出を検討いただきたい」と要望した。
一行は伊那食品工業、長野ケンウッドも視察した。
記念品として、伊那市のデジタルカメラと万年筆、通州区の鳥の置物を交換した。
通州区とは94(平成6)年に友好都市締結した。訪中団の派遣、職員研修など友好を深めている。代表団の来伊は5回目。