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救命救急センター指定に向け整備

救命救急センター指定に向け整備

 駒ヶ根市の昭和伊南総合病院から救命救急センターの指定替えが決まっている伊那中央病院は、平成24年4月のセンター運営開始に向け、院内の整備を行っていく考えです。
 18日夜には伊那中央病院で伊那中央病院運営審議会が開かれ、委員や中央行政組合の職員、およそ30人が出席しました。
 この日はセンター指定に向けた院内整備についての計画案が示され、審議会で了承されました。
 現在、伊那中央病院では指定替え後の救急医療体制のあり方について5つの部会で検討が進められています。
 示された計画案には、平成23年度中に行う暫定的な整備として3階西病棟・北ウイングの一般病床16床を、救急用の病床10床に整備する事、呼吸循環監視装置や人工呼吸装置などの救急医療機器、およそ5千万円分を導入する事などが盛り込まれています。
 また、平成23年度から24年度にかけて、南側の庭に救命救急センター施設の整備を主体とした建物を増築するとした構想案も示されました。
 財源については、上伊那地域医療再生事業の事業変更などによる基金を充当する予定で、不足分については病院事業債を充てるとしています。
 これらの計画案は、中央行政組合議会で承認されれば、5月に開かれる県医療審議会の上伊那地域医療再生計画の変更報告の承認を待って、順次整備が進められることになっています。
 審議会では、平成23年度から、これまで分煙対応だった敷地内が全面禁煙になることや、今年度の事業収支見込額が8千4百万円の黒字となる見通しであることも報告されています。

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