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はら美術・山中一正絵画展

独特の世界観が人々を魅了

はら美術・山中一正絵画展

SF系アートなどを中心とした作品を手がける伊那市在住のフリーイラストレーター山中一正さんの初めての個展が、伊那市旭町のはら美術で21日から開かれ、独自の世界観でリアルに描いたアクリル画約60点が、訪れた人々を魅了している。
 通常の空間や枠を科学的に越えたSFの世界を描いてきた山中さんは、手塚治虫などが審査員を務めたSF系アートコンテストなどで多くの賞を受賞。宇宙空間や地平線が見える荒涼とした世界に、現実には存在し得ないモチーフなどをリアルに描いた作品には、想像と現実のギャップがあり、不思議な印象が感じられる。
 今回は、伊那谷などを描いた風景画約30点も展示している。友人の勧めから風景画を描き始めた山中さんは、2年ほどかけて今回の風景画を準備してきた。白い月の下に雄大にそびえる仙丈や、山頂の雪が風に舞う蓼科山を描写した風景などは、SF系アートとは違う幻想的な作品になっている。
 入賞無料。26日まで。

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