上伊那農政対策委員会 緊急農政学習会
基調講演などでTPP参加反対をアピール
JA上伊那や農業関係団体でつくる上伊那農政対策委員会は、環太平洋経済連携協定TPP参加反対の立場から緊急の学習会を25日に開きました。
JA上伊那本所で開かれた学習会には、農業関係者やJA組合員、一般など250人が参加しました。
上伊那農政対策委員会委員長の宮下勝義JA上伊那代表理事組合長は、「TPPは、農業や文化、地域のまとまりなどすべてを崩壊させてしまう。この危機をなんとしても突破し、農業を守って、上伊那ブランドをさらに強くしていきたい」とあいさつしました。
基調講演では、立正大学の森島賢名誉教授と信州大学の有馬博名誉教授が、TPP参加反対の立場から、TPPがもたらす危険性について話をしました。
森島さんは、「関税の撤廃により、60キロ、3,500円の米がどんどん入ってくる。日本の米作は、壊滅的打撃を受ける。安全性にも問題がある。」などと話ました。
JA上伊那では、TPP参加は、農林水産業をはじめ、地域経済が崩壊することは必至などとして、参加反対の署名運動も展開しています。