上伊那ファーマーズの集い
農業関係者など約150人
農業の現状や課題について考える上伊那ファーマーズの集いが1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
上伊那ファーマーズの集いには、農業関係者や市町村の担当者などおよそ150人が集まりました。
集いは、農政に対する理解を深めようと、上伊那地方事務所などが開いたものです。
1日は、東京大学大学院の鈴木宣弘教授が「貿易自由化問題と日本農業の進路」をテーマに講演をしました。
鈴木さんは「日本がTPPに参加することになれば、米や乳製品を例にとってみた場合、食糧自給率は現在の40%から10%台に下落する」と自身の考えを話しました。
他には「食糧確保は軍事、エネルギーと並ぶ国家存立の重要な3本柱の1つであり、日本ではこのような認識が薄いように思われる」と持論を展開しました。