伊那市が民事調停申し立てへ
NECライティングに補助金返還求め
伊那市は、伊那工場を閉鎖したNECライティング株式会社に対し、補助金の返還を求める民事調停を長野簡易裁判所に申し立てることを9日市議会に追加提案しました。
伊那市がNECライティングに対し返還を求めるのは、平成18年度から21年度にわたる補助金1億5,888万7,000円です。
伊那市によりますと、NECライティングは、市の請求に対し、「補助金の対象となった設備が稼動していた年度に関し交付されていたものであり、さかのぼって返還する義務はない。要望に応えることは困難」としていて、双方の主張は平行線でした。
伊那市は、当事者同士の解決が困難として、司法の判断を求めるのが適当とし、民事調停の申し立てを行いたい考えです。
NECライティングに補助金返還を求める民事調停の申し立てについては、委員会審査を経て、3月定例会最終日の18日に採決される予定です。