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松くい虫被害 上伊那減 伊那増

上伊那地方松くい虫防除対策協議会で報告

松くい虫被害 上伊那減 伊那増

 平成22年度の松くい虫被害は、平成21年度に対し、上伊那全体では、17パーセント減となるものの、伊那市では、10パーセント増となる見通しであることがわかりました。
 9日に伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会で、今年度の被害状況や今後の対策などが示されました。
 今年度の被害量は、上伊那全体では、4,586立方メートルで、平成21年度に対し17パーセントの減となる見通しです。
 しかし、伊那市は、1,908立方メートルで、21年度に対し、10パーセントの増が見込まれます。
 上伊那地方事務所林務課では、伊那市には、被害対象となる松林が多く存在していることや、防除対策が追いついていないことなどを主な要因にあげています。
 現在上伊那地域では、辰野町を除くすべての市町村で松くい虫被害が確認されています。
 去年10月には、南箕輪村田畑で確認されました。
 また、標高800メートル以上では、被害は継続的に発生しないとされていますが、西箕輪地区で去年10月に発生が確認されました。
 協議会では、被害区域での被害木の早期発見・早期駆除の徹底などを確認しました。
 協議会会長の小松大八林務課長は、「終わりのない事業だが、日々の取組みによって蔓延を防止できる」として関係機関の協力を求めていました。

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