伊那市民会館 ホール無料開放
今月31日をもって伊那市の伊那市民会館は閉館となります。
18日から、市民会館の無料開放がはじまり様々な催しが行われています。
18日夜には、中国を代表する民族楽器、二胡のコンサートが行われました。
演奏したのは、伊那市や諏訪などで二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんです。
劉さんは中国のハルピン師範大学音楽教育学部を卒業後、日本で二胡の指導をしながら、作曲や演奏活動を行っています。
コンサートは、伊那市民会館を二胡教室で使っていたことや、教室が開講8周年を迎えた事を記念して行われました。
この日の夜は、劉さんのオリジナル曲や日本のポップスなどが披露され、会場に訪れた人達は、二胡が奏でる独特の音色に聞き入っていました。
劉さんは「素晴らしい夜になった。無くなってしまうのはもったいない」と話していました。
また、19日にはピアノの自由演奏が行われました。
地域の人達に大きな会場で自由にピアノを弾いてもらおうと伊那市が企画したものです。
1組につき1時間の演奏時間が設けられていて、この日は6組7人が訪れ、自由にピアノを弾いていました。
演奏をしたある女性は「学生時代もお世話になった会場。無くなるのは残念だが、演奏できて良かった」と話していました。
市民会館のホール無料開放は31日までとなっていて、現在4組の申し込みがあるということです。