箕輪町 義援金1,000万円
補正予算案可決
箕輪町議会臨時会が23日、箕輪町役場で開かれ、東日本大震災で被災地に寄付する義援金を1千万円とする補正予算案が可決されました。
箕輪町などが加盟する長野県町村会では東日本大震災による被災地の復興のため町村単位で支援することを決めました。
義援金の額については、人口に応じて決められ、2万人以上の箕輪町は250万円と決まっていました。
町では平成18年7月豪雨災害で他市町村から多額の支援を受けたことなどから、決められた額の4倍となる1千万円を補正予算案として提出し、可決されました。
この額について、平澤豊満町長は、町内20歳以上の住民およそ2万人から1人500円を集めた金額と説明しました。
また平澤町長は23日、みのわ祭りについて、執行部の間では、中止で意思統一されたとして、30日に開かれるみのわ祭り実行委員会に中止を提案すると述べました。
中止となった場合、祭り予算の700万円については、今回1,000万円を送ることから義援金にあてるのではなく、予備費に繰り入れるとしています。
ほかに災害への備えなどを示した「住民支え合いマップ」を全戸配布することが報告されました。
箕輪町にはこれまでに各団体や個人から307万8640円が義援金として届けられているほか、毛布79枚、ペットボトル入りの水113本などが集まっています。
ほかに町営住宅5戸や町内のホテル、旅館が被災者の受け入れ施設となっていて、福島県いわき市の2世帯9人が避難しているということです。