むらづくり委員会が答申
組単位で、むらづくりの説明会実施へ
南箕輪村の将来像について検討してきたむらづくり委員会は29日、検討結果を唐木一直村長に答申しました。
村では答申を受け来年度から、むらづくりについて、組単位での説明会を実施するとしています。
29日は南箕輪村役場で、むらづくり委員会の会合が開かれ、唐澤俊男会長が唐木村長に答申書を手渡しました。
むらづくり委員会は、村民の意見を行政に反映させようと平成20年度に公募などにより30名で組織されました。
検討事項として、唐木村長から「新たなコミュニティ組織づくり」のほか「事務事業の外部評価実施や事務事業の見直し」などについて諮問を受けていました。
答申では、新たなコミュニティとして、村が認める公民館活動やボランティアに参加するごとにポイントが加わり、村が発行する地域通貨に換金できる、システムづくりなどがあげられています。
他に事務事業の見直しとして、事業の目的達成のための予算がどう効果的に使われたかを検証しやすくする必要がある。
また外部専門家を含めた組織により事業評価を継続して実施することが大切だとしています。
唐木村長は、よりよい村づくりを進めるためには、全村民の意識の共有が必要だとしてうえで、むらづくりについて組単位での説明会を実施するほか、組に入っていない世帯との意見交換の場も設けたいとの考えを示しました。
村が組単位での説明会を開催するのは、合併論議の中、住民投票で村が自立を決めた平成16年以来となります。