伊那谷の伝統食を詰めた弁当売上を義援金に
伊那公園桜愛護会
伊那公園で桜の植樹や管理などを行っている伊那公園桜愛護会は、東日本大震災の義援金にあてるため、ザザムシなど伊那谷の伝統食を詰めた弁当を販売します。
愛護会が販売する弁当には、シカ、クマ、イノシシの肉のほか、ザザムシやイナゴ、ハチノコといった、伊那谷の伝統食が詰まっています。
特に、佃煮として、味つけされたザザムシやハチノコは、ご飯との相性がよく、栄養価も高いということです。
30日は、愛護会会員が伊那市役所を訪れ、PRを兼ねて白鳥孝伊那市長や、伊那商工会議所の川上健夫副会頭に、弁当を振る舞いました。
愛護会では当初、4月10日に伊那公園で行われる桜祭りで、話題づくりとして弁当の販売を計画していました。
しかし、3月11日の東日本大震災で事情が変わり売上を義援金にあてることとしました。
弁当は伊那市の中華焼肉店「竜門」が作ったもので白鳥市長と川上副会頭は弁当に詰められた伊那谷の伝統食を味わっていました。
この弁当は4月10日日曜日午前11時30分から伊那公園で50食限定販売され、値段は1食お茶付きで1,000円となっています。
愛護会では売上を義援金にあてるほか、当日募金活動も行うことにしています。