ブラジル学校 今年度日本語教室閉講式
伊那市西春近のブラジル人学校コレージオ・デザフィーオで31日、今年度の日本語教室の閉講式が行われました。
式では、まず、東日本大震災の犠牲者に黙祷が捧げられました。
日本語教室は、文部科学省の委託をうけ伊那国際交流協会が開いているもので、子どもたちは、去年4月から1年間、毎日2時間、日本語を勉強してきました。
1年間で受講したのは52人ですが、そのうち、現在在校している35人が、31日、受講証を受け取りました。
教室では、ひらがなやカタカナといった日本語の基礎から、習字、日本の歴史や地理などを学びました。
伊那日本語教室代表の北原斉さんは、「皆さん、開講式と比べて日本語が上手になってびっくりしました。これからも日本語をしっかり勉強するとともに、ポルトガル語や他の科目もがんばってください」と挨拶しました。
受講生を代表して、バイオ・ユウジ・チアーゴさんは、「日本の文字は形が似ているものが多く難しかったが、意味や使い方を覚え、読み書きができるようになってきた。これからもがんばりたい」と日本語で挨拶しました。
閉講式のあとは、お茶などが振舞われ、みんなで味わっていました。
なお、日本国際教育支援協会などが行っている日本語能力試験で、去年は28人が受験し、16人が合格したということです。