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宮田村子育て学級が先輩主婦から話し聞く

宮田村子育て学級が先輩主婦から話し聞く

 宮田村公民館子育て学級は19日、障害児を含む4人の子どもの母である大田切区の主婦石澤礼子さんから話しを聞いた。約10人の若い母親が参加。社会とのつながりを積極的に持たせる石澤さんの子育て術に耳を傾け、排除したり閉じこもるのではなく、互いに見つめあうことから助け合いが生まれることを感じ取った。
 家業と子育てを両立しながら、障害者の社会参加活動に取り組む石澤さん。障害を持つ我が子もあえて養護学校に入れず、地元の小学校に通わせた。
 「学校って教科書を使って読み書きするだけではない。生の経験で心を学ぶはず。障害者と接する意味をみんなに知って欲しいとも思い、今までやってきた」と話した。
 大人が垣根をつくるのではなく、同じ社会環境で育つことで、子どものうちから認めあい、助けあう精神が育まれると指摘。
 「体が不自由な人がいれば、健康な人が寄り添えばいい。私は障害の子どもを持てて本当に幸せ。いろんな人と出会い前向きな力をもらった」と話した。
 母親の先輩として子育てについてもアドバイス。「1日3分間、子どもをギュッと抱きしめて会話している」と話したが、「みんなが同じことをやらなくてもいい。ただ、信念をひとつ持って、曲げないでやってほしい」と呼びかけた。

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