上伊那青年後見センター発足
伊那市社会福祉協議会は、上伊那8市町村の委託を受け運営する、上伊那成年後見センターを4日、発足させました。
4日は、関係者20人程が出席し、伊那市福祉まちづくりセンターで発足式が行われました。
成年後見制度は、認知症や知的障害などの理由で判断能力が不十分な人達の財産管理や福祉サービスの契約等を、家庭裁判所が選任した後見人などが行い、保護、支援する制度です。
式の中で伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は、「弱者の手当てを十二分にし、運営を行い、利用しやすい体制を作っていきたい」と挨拶しました。
センターは、伊那市社会福祉協議会内に設置され、社会福祉士の資格を持つ職員など3人体制で運営されます。
業務として、身よりのない人の後見人業務を法人として行う他、成年後見の申し立て支援や相談、広報・啓発等を行います。
長野県内で親族以外が成年後見人をする割合は、平成20年度が23.7%でしたが、翌21年度は32.7%と10ポイント余り増加しているという事です。