三六災害を伝承 パネル展始まる
上下伊那にある国・県の出先機関や、地元市町村などで組織する三六災害50年実行委員会は、写真や体験者の証言をまとめた、パネル展を上下伊那各地で開催します。
11日は、パネル展の開始式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。
実行委員会では、三六災害を体験した人達の教訓を後世に伝え、地域の防災力を高めていこうと、このパネル展を企画しました。
実行委員長の北澤秋司信州大学名誉教授は「50年前の災害を教訓に、今何をし、何を守るべきか、考えてもらいたい。」と話していました。
土砂崩れや河川の決壊など災害の様子を写した写真や、体験者の証言をまとめた物など、32枚が展示されています。
展示は、11日から9月まで、上下伊那の市町村役場やショッピングセンターなど60箇所を巡回して行われる予定です。