伊那節まつり 石碑前で神事
伊那市中央の伊那公園内にある「伊那節発祥の地」石碑前で14日、伊那節まつりが行われました。
このまつりは、伊那節を後世に伝えていこうと、伊那商工会議所などが毎年行っています。
この日は関係者およそ40人が参列し、神事が行われました。
例年は伊那節が披露されますが、今年は東日本大震災と長野県北部地震の被災者に配慮し神事のみとなりました。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ、江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに歌われた馬子歌です。
伊那節発祥の地の石碑は、昭和35年に建てられ、毎年、石碑の前でまつりが行われています。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「伊那節という地域の伝統文化を大事にしながら、地域の発展に貢献していきたい」と話していました。