植樹したドングリ食べられる
西春近諏訪形貝付沢
3月、伊那市西春近の貝付沢に土砂災害防止対策の一環で諏訪形区を災害から守る会などがどんぐりの苗木を植樹しました。
しかし、4月16日に植樹したどんぐりの根の茎が野生動物に食べられ全滅状態になっていることがわかりました。
およそ300本植えたどんぐりの苗木は数本しか見られません。
貝付沢周辺は、砂のようなサラサラとした土で崩れやすいため、どんぐりのような、根を深くはる広葉樹を植樹すことが、有効だとされています。
このことから委員会では、先月、H18年の豪雨災害で沢が氾濫し、床下浸水や農道への土砂の流入など、西春近に大きな被害をもたらした貝付沢にどんぐりを植樹しました。
しかし、16日に山菜とりにいった会のメンバーが野生動物に食べられているのを見つけました。
18日、被害にあったどんぐりの苗木を県の林業総合センターに届けたところサルが食べたのではないかという回答がありました。
安曇野市でもこのような事例があったということです。
委員会は、植樹のために拾い集めたどんぐりの実をおよそ3年かけて苗木にしました。
現在は、およそ100本の苗木が残っています。
会では、今後被害を防ぐ対策を考えながら植樹を行いたいとしています。