富県小体育館ステージに新しい緞帳
伊那市の富県小学校(大井透校長、147人)は18日、このほど新しく体育館に取り付けた緞帳(どんちょう)のお披露目式を開いた。
緞帳は同校創立90周年の26年前に体育館竣工と一緒に設置したが、老朽化してしまい3年ほど前に廃棄。緞帳がないことを知った同総会が、年会費として会員約1700人から寄附金を募り、寄贈した。
この日は家族参観日で、保護者100人以上が参加。式の後には、新しい緞帳を設置したステージで、児童らが歌やダンス、リコーダー、太鼓の演奏を発表した=写真。
席上で田畑和一同窓会長は「子供たちに喜んでもらえるとうれしい。よい思い出づくりに役立ててもらえれば」とあいさつ。児童会長の小牧柚香ちゃんは「さみしいステージだったが、とってもにぎやかになった。緞帳を見ていると、うれしい気持ちになります」と感謝の気持ちを伝えた。
大井校長は「児童にとって将来の思い出と輝きを与えてくれるものとなるでしょう。緞帳を見るたびに、同総会の暖かな気持ちを感謝のなかで感じることができます」と謝辞した。