震災被災地ボランティア活動報告会
東日本大震災の被災地で、ボランティア活動をした2人が10日、箕輪町文化センターで報告会を開きました。
報告会は、箕輪町でそば屋を経営する小田切和雄さんが、知人の建石さんと中村さんから、被災地での活動を聞き、多くの人にその体験を知ってもらおうと、開きました。
被災者の個々のニーズに対応を
伊那市で飲食店を営む、建石淑裕さんは、市民ボランティアとして宮城県南三陸町での活動や、今後の支援の在り方について話しをしました。
建石さんは、「被災された方のニーズは日々変わってきている。被災者をひとくくりに見ずに、個々の要望に応えていくことが大切」と話していました。
人は災害にかなわない
ま茅野市で歯科医院を営む中村達弥さんは、震災直後の3月21日から1週間、公的機関からの要請に応じ、宮城県石巻市で遺体の身元確認作業をしました。
中村さんは「石巻の遺体安置所だけでも、何千という遺体が自衛隊などにより運びこまれてきた。災害は有無もなく、人の命を奪うものだと実感した」と話していました。