小松養蜂園が震災被災地に蜜蜂の巣箱寄贈
ゆめわーくで製作した300個を養蜂協会に
伊那市御園の小松養蜂園は、東日本大震災の被災地に300箱の蜜蜂の巣箱を寄贈しました。
小松養蜂園は、伊那市社会福祉協議会の障害者社会就労センターゆめわーくに蜜蜂の巣箱を組み立てる仕事を発注しています。
12日は、そのゆめわーくで作られた300箱の巣箱を福島、岩手、宮城の養蜂協会に贈りました。
輸送を請け負うのは、東海西濃運輸株式会社で、趣旨に賛同し、格安で引き受けたということです。
出発に先立ち、ゆめわーくの利用者が被災地に向けた応援メッセージをドライバーに手渡しました。
小松養蜂園の小松実治社長(81)は、東日本大震災と36災害がだぶったといいます。
36災害の際に小松さんの飼育している蜜蜂の巣箱が大水で流され、大きな被害をうけました。
小松さんは、「被災地では、ハウスごと流されたと聞いている。イチゴ栽培農家も多く、少しでも力になれたら」と話しています。
12日発送された巣箱は、福島、岩手、宮城の養蜂協会に100箱ずつ贈られることになっています。