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国道361号(伊那木曽連絡道路)沿道の自己用広告物に関するモデル広告物の設置

国道361号(伊那木曽連絡道路)沿道の自己用広告物に関するモデル広告物の設置

 権兵衛トンネル開通に伴い、国道361号沿線の自己用広告物を規制するガイドライン作成を進めている県は21日、デザインの中核となるモデル看板を、伊那市小沢区の361号と交差する広域農道沿いに設置した。同区域は、ガイドライン適応対象地域に含まれ、11月11日までに、一般からの意見を求め、12月を目途に、ガイドラインを作成したいとしている。
 県は、トンネル開通までに、伊那市と南箕輪村の361号沿線の約7キロ区間で、両側100メートルを屋外広告物禁止条例の対象地域に指定する予定だが、条例は、所有地内の自己用広告物まで規制しない。
 そのため、自己用広告物は、環境を阻害しないモデルデザインで統一し、景観保全に努めたいとして、デザインを一般公募。8月に最優秀案を選出した。
 今回は、それをもとに看板を作成。地域住民の理解を得て、意見を寄せてもらおう窶狽ニ、地域の花づくりグループ「小沢花の会」の協力で、看板を設置した。
 大きさは縦2・2メートル、横1メートル。間伐材を利用し、文字部分には再利用しやすいアルミを使用。361号から望む南アルプスをイメージしたデザインとなっている。周辺に、花の会が育てる盆栽菊など4種類の秋の花を植えた。
 デザインを作成した箕輪町の建築士・北澤宗則さんは「看板は徐々に劣化するため、負の遺産にならないためにも、地域の人に管理してもらえるデザインを心がけた」と話していた。

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