数学者 秋山さんが伊那で講演
教育のあり方について熱弁
理学博士で数学者の秋山仁さんが、20日伊那市で講演しました。
上伊那教育会の定期総集会の中で行なわれたもので、上伊那の教職員や一般など1,000人が講演を聞きました。
秋山さんは、東京都生まれの64歳です。
上智大学大学院数学科を修了後、ミシガン大学の数学客員研究員となり、大学教授などを経て、現在は、ヨーロッパ科学院会員、東海大学教育開発研究所所長などを務めています。
秋山さんは、「知識の集積で終わってはしょうがない。生活の中で役立つ知恵に昇華させることが大事」と話し、つめこみ暗記の学習から体験型学習へ、思考のプロセスを重視した教育への転換を訴え、量でなく質を変える必要があると話していました。