フォレストコーポレーション
OHSAS18001取得
フォレストコーポレーション(旧社名=南建)とフォレストコンサルティング(両社ともに、本社・伊那市、小沢仁社長)はこのほど、安全面におけるISOにあたる労働安全衛生マネジメントシステム=OHSAS18001を認証取得した。品質ISOや環境ISOを取得する企業は増えているが、OHSASを取得する企業はまだ限られており、県内の建設業では4社目にあたるという。
建設業では、大工や左官など施工関連の協力会社と共同で仕事をすることが多く、営業や事務部門はともかく、施工の現場での安全衛生管理が難しいと言われる。同社では00年に品質ISO9000、04年に環境ISO14001を取得したが、その後の社内の議論で、若い社員や協力会社の職人の安全確保の方が重要ではないかとの意見が出て、04年7月からOHSASの取得を目指してきた。
フォレストコーポレーション安全推進室の名和信隆室長は「企業理念の『お客様に喜んでいただける仕事』をするためには、無事故・安全が第一。建設業のリスクマネジメントの詳しいことが分からないまま始めたので、リスクを洗い出すのに2カ月もかかり、しかも膨大な量で手に負えなくなるなど手探りだったが、ようやく一歩進んだ感じ」と振り返る。