振り込め詐欺防止訓練
アルプス中央信用金庫信大前支店
南箕輪村のアルプス中央信用金庫 信大前支店で、振り込め詐欺を未然に防ぐための訓練が26日行われました。
訓練は、今月が振り込め詐欺総合対策強化月間となっていることから伊那警察署が行ったもので、伊那署管内では、去年に引き続き2回目となります。
アダルトサイトから高額な架空請求が来た男性が、振り込みに来たとの想定で行なわれました。
振り込め詐欺では、高齢者が被害者となるイメージが一般的ですが、最近では、若者も多く被害に合っているとして、被害者役は、若手署員が務めました。
受け取り人の名前がないことなど振込用紙に不備があるとして、受付の行員が上司に相談。急いで振り込みたいという男性を相談窓口に案内し、振り込め詐欺の手口の一つ、架空請求ではないかと説明していました。
行員は、男性を説得し、振り込みを思いとどまらせていました。
また、犯人が、ATMから現金を引き出しに来るとの想定で訓練が行なわれました。
不審な行動をする犯人役に対して、行員が、ATMの近くで携帯電話をしないよう呼びかけたり、服装を覚えたりしていました。
伊那警察署では、行員に対し、「違和感を見逃さない、ということが犯罪抑止につながる」と話していました。
なお伊那署管内では、今月12日辰野町で、60代の女性が、息子を騙る男から150万円を騙し取られる被害が発生しています。