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矢澤章一さんが藍綬褒章を受章

歓びの声

矢澤章一さんが藍綬褒章を受章

2011年の春の褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、選挙の適正な管理執行に努めたとして伊那市高遠町の矢澤章一さんが藍綬褒章を受章します。
「長い事選挙管理委員をつとめてきてこんな褒章を頂けるとは夢にも思わなかった。ただただ感謝、感激です」
矢澤さんは、受賞の喜びをこのように話します。
矢澤さんは、昭和3年生まれの82歳。現在も伊那市選挙管理委員会の委員長職務代理者をつとめています。
矢澤さんが選挙管理委員になったのは平成2年、60歳の時。以来、公正・中立な選挙運営に努めてきました。
「いつも中立。右も左もいかない。家族にも『自分の考えは一票の上で表せ、口で表すべからず』とずっと言ってきたし今日もまだそれを続けている」と矢澤さんは話します。
H15年の長野県議会議員選挙で上伊那は、1票差問題で大きく揺れました。当時、上伊那郡選管連合会の会長を務めていた矢澤さんは、その時の事をこう振り返ります。
「今でもそれを考えると、責任の重さにぞっとする。それだけに『清き一票をお願いします』の一票という言葉は、貴重ですごく大きなものだと感じた」
 矢澤さんは、投票率の低下、若者の政治ばなれを懸念しています。「できるだけ投票場へ来て欲しい。そのための環境を整えたい。ただ『行きなさい』と言ってもだめ。若者に政治に関心を持ってもらうと同時に、関心を持たせるような政治家が出てほしいし、そうゆう政治家を出せるように努力していきたい」と矢澤さんは、今の願いを話していました。

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