東京芸術大学の学生が中学生に楽器指導
伊沢修二の縁で伊那市と交流のある東京芸術大学の学生が18日、市内の中学校で楽器の指導を行いました。
この日は、芸大の学生35人が市内の中学校3校で楽器の指導を行いました。
このうち伊那中学校では、13人の学生が吹奏楽部の生徒を指導しました。
交流は、伊那市高遠町出身の伊沢修二が、東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で始まったもので、学生らは楽器指導のほか、秋に伊那市で開かれる記念音楽祭で演奏を披露しています。
この日は14パートに分かれて指導が行われ、打楽器のパートでは、自分の中で一定のリズムがキープできるようにと、足踏みや手拍子で練習していました。
ある中学生は「普段の練習ではわからない細かい部分まで教えてもらうことができるのでとても勉強になる」と話していました。
伊那中吹奏楽部副顧問の丸野悟教諭は「技術の高い学生から直接教えてもらうことができ、子ども達にとってはとても勉強になる機会」と話していました。
楽器の指導は市内の中学校2校を対象に19日にも行われる予定です。